<試聴庵 一口解説・歌詞>


<試聴庵 T>

○美しき天然(作詞 武島羽衣 作曲 田中穂積)
日本人によって作られた最初のワルツ曲。明治三十三年頃の作。

空にさえずる鳥の声 峯より落つる滝の音
大波小波とうとうと 響き絶えせぬ海の音
聞けや人々面白き 此の天然の音楽を
調べ自在に弾き給う 神の御手の尊しや
春は桜のあや衣 秋は紅葉の唐錦
夏は涼しき月の絹 冬は真白き雪の布
見よや人々美しき この天然の織物を
手際見事に織りたもう 神のたくみの尊しや


○雨(作詞 北原白秋 作曲 弘田龍太郎)

雨が降ります 雨が降る 遊びにゆきたし 傘はなし
紅緒の木履も 緒が切れた
雨が降ります 雨が降る いやでもお家で 遊びましょう
千代紙折りましょう たたみましょう
雨が降ります 雨降る けんけん小雉子が今啼いた
小雉子も寒かろ 寂しかろ
雨が降ります 雨が降る お人形寝かせどまだ止まぬ
お線香花火もみな焚いた
雨が降ります 雨が降る 昼も降る降る 夜も降る
雨が降ります 雨が降る


○紅葉(作詞 高野辰之 作曲 岡野貞一)

秋の夕日に 照る山紅葉 濃いも薄いも 数ある中に
松を色どる 楓や蔦は 山の麓の 裾模様
渓の流れに 散り浮く紅葉 波にゆられて 離れて寄って
赤や黄色の 色様々に 水の上にも 織る錦


○たなばたさま(作詞 権藤花代・林柳波 作曲 下総皖一)

笹の葉さらさら 軒端に揺れる お星様キラキラ 金銀砂子
五色の短冊 私が書いた お星様キラキラ 空から見てる


○ゴンドラの唄(作詞 吉井勇 作曲 中山晋平)

命短し 恋せよ少女 朱き唇 褪せぬまに
熱き血潮の冷えぬ間に 明日の月日のないものを
命短し 恋せよ少女 いざ手をとりて 彼の舟に
いざ燃ゆる頬を君が頬に ここには誰をも来ぬものを
命短し 恋せよ少女 波に漂う 舟の様に
君が柔手を我が肩に ここには人目も無いものを
命短し 恋せよ少女 黒髪の色 褪せぬ間に
心のほのお消えぬ間に 今日はふたたび来ぬものを


○しゃぼん玉(作詞 野口雨情 作曲 中山晋平)
裏メロにこの曲のヒントなったという賛美歌の「主我を愛す」

しゃぼん玉とんだ 屋根までとんだ
屋根までとんで こわれて消えた
しゃぼん玉消えた 飛ばずに消えた
うまれてすぐに こわれて消えた
風 風吹くな しゃぼん玉飛ばそ


○篭の鳥(作詞 千野かほる 作曲 鳥取春陽)
大正十一年の作品

逢いたさ見たさに 恐さを忘れ 暗い夜道を ただ一人
逢いに来たのに 何故出て逢わぬ 僕の呼ぶ声 忘れたか
あなたの呼ぶ声 わすれはへぬが 出ぬに出られぬ 篭の鳥
篭の鳥でも 智慧ある鳥は 人目忍んで 逢いに来る
人目忍べば 世間の人が 怪しい女と 指ささん
怪しい女と 指さされても 真心こめた 仲じゃもの
ままにならぬは 浮世の定め 無理に逢うのが恋じゃもの


○あんた方何処さ(東京都の手毬唄)

あんた方何処さ 肥後さ 肥後何処さ
熊本さ 熊本何処さ 船場さ
船場山には 狸がおってさ
それを猟師が 鉄砲で撃ってさ
煮てさ 焼いてさ 食べてさ
それを木の葉で チョッとかぶせ


○平城山(作詞 北見志保子  作曲 平井康三郎)
北見の二首の和歌に平井が曲をつけた。

人恋うは 悲しきものと 平城山に もとおり来つつ 耐え難かりき
古も 夫に恋いつつ 越えしとう 平城山の路に 涙落しぬ


○赤とんぼ(作詞 三木露風 作曲 山田耕筰)

夕焼け小焼けの 赤とんぼ
負われてみたのは いつの日か
山の畑の 桑の実を
小籠に摘んだは まぼろしか
十五で姐やは 嫁に行き
お里のたよりも 絶えはてた
夕やけ小やけの 赤とんぼ
とまっているよ 竿の先


○揺籃のうた(作詞 北原白秋 作曲 草川信)
裏メロにアイルランドの子守唄とカリンバ

揺籃のうたを カナリヤが歌うよ
ねんねこねんねこ ねんねこよ
揺籃のうえに 枇杷の実が揺れるよ
ねんねこねんねこ ねんねこよ
揺籃の綱を 木ねずみがゆするよ
ねんねこねんねこねんねこよ
揺籃の夢に 黄色い月がかかるよ
ねんねこねんねこねんねこよ


○かあさんの歌(作詞・作曲 窪田聡)
昭和33年作。原曲はロシア民謡の「荷揚の人夫の歌」であるとの説も

かあさんが夜なべをして 手袋編んでくれた
木枯らし吹いちゃ冷たかろうて せっせと編んだだよ
ふるさとの便りは届く 囲炉裏の匂いがした
かあさんは麻糸つむぐ 一日つむぐ
お父は土間でわら打ち仕事 お前も頑張れよ
ふるさとの冬は寂しい せめてラジオ聞かせたい
かあさんのあかぎれ痛い 生味噌擦りこむ
根雪も溶けりゃもうすぐ春だで 畑が待ってるよ
小川のせせらぎが聞こえる 懐かしさが沁み通る


○春の弥生(作詞 慈鎮和尚 作曲 越天楽今様)

春のやよいのあけぼのに 四方の山辺を見渡せば
花盛りかも白雲の かからぬ峰こそなかりけれ


○ひィやふう(愛媛県の羽子突唄)
篠笛四本で楽しくアレンジしました。数え歌になっています

ひィやふう みィやよォ いつやむゥ ななやァ
ここのに とおよ ひィやふう みィやよォ


○守りが憎いとて(和歌山県の子守唄)

守りが憎いとて 破れ傘着せてよ
可愛い我子が 先濡れる
ヨーイヨイ ヨーイヨイ ヨーイヨイ
勤めつらさによ 出て山見たらよ
霧のかからんよな 山はない
ヨーイヨイ ヨーイヨイヨーイヨイ


○鎌倉(作詞 芳賀矢一 作曲 唱歌)
鎌倉の名勝古蹟を読み上げた歌

七里ヶ浜の磯伝い 稲村ヶ崎 名将の
剣投ぜし 古戦場
極楽寺坂越え行けば 長谷観音の堂近く
露坐の大仏おわします
由比の浜べを右に見て 雪の下村過行けば
八幡宮の御社
上るや石のきざはしの 左に高き大銀杏
問わばや遠き世々の跡
若宮堂の舞の袖 しずのおだまきくりかえし
返せし人をしのびつつ
鎌倉宮にもうでては 尽きせぬ親王のみうらみに
悲憤の涙わきぬべし
歴史は長き七百年 興亡すべてゆめに似て
英雄墓はこけ蒸しぬ
建長円覚古寺の 山門高き松風に
昔の音やこもるらん


○亥の子(広島県の亥の子唄)
十月初亥の日に新穀の餅を搗いて子供達が亥の子突きの唄を歌いながら
家々の門さきを祝い鎮める行事唄

亥の子亥の子 亥の子餅搗いた 繁盛せ 繁盛せ
亥の子さん町の方へ 行かんちかー行く気のな
お白粉つけて紅つけて コチャ
お白粉つけて 紅つけて
六方へ繁盛せ


○お正月がござった(東京都の正月の唄)
正月になると歳の神が交譲木(ゆずりは)に乗ってやって来る

お正月がござった 何処までござった
神田までござった 何に乗ってござった
交譲木の乗って ゆずりゆずり ござった


○春の海(作曲 宮城道雄)
1929年作。尺八を篠笛で


○花(作詞 武島羽衣 作曲 滝廉太郎)
滝廉太郎は19世紀末に東京で生まれ
20世紀初頭にわずか23歳の若さで失逝しました。
日本人二人目の音楽留学生としてドイツに学んだが
わずか二ヶ月で肺結核を患い一年で帰国後
大分で短い生涯を終えました。

春のうららの隅田川
のぼりくだりの船人が
櫂のしずくも花と散る
眺めを何に喩うべき


○君が代(国歌)
詞は古今和歌集のよみびと知らず
”わが君は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで”(905年)
奥好義がつけた旋律を林廣守が曲に起した。
明治36年にドイツで行なわれた「世界国家コンクール」で
「君が代」は一等を受賞した。

君が代は千代に八千代に
さざれ石の巌となりて苔のむすまで


○よい子よい子いうて(宮崎県の子守唄)

よい子よい子いうて眠らん子は
びんたにてこぶし当ててやる
眠れ眠れ猫の子 うっつけうっつけ牛の子
ねんねこいうて眠らずに
起けたらおかめがとってかも


○守りはつらいぞえ(愛知県の子守唄)

守りはつらいぞえ 餅つきもつらい
九餅はおきゃれ 帯が三重まわる
守り子泣くなよ 故郷はもう近い
早くお父と お母の顔見たい


○赤い靴(作詞 野口雨情 作曲 本居長世)
大正11年作

赤い靴はいてた女の子
異人さんに連れられて行っちゃた
横浜の埠頭から船に乗って
異人さんにつれられて行っちゃった
今では青い目になっちゃって
異人さんのお国にいるんだろう
赤い靴見るたびに考える
異人さんに逢うたび考える


○かごめ(千葉県の鬼遊び唄)
日本の普遍的な唄と遊び

かごめかごめ
篭の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀がすべった
後の正面 誰


○ホーホー蛍こい(秋田県の蛍の唄)

ホーホー蛍こい あっちの水は苦いぞ
こっちの水は甘いぞ
ホーホー蛍こい
山路こい
行燈の光りでまたこいこい


○蛍の光(作詞 不詳 作曲 スコットランド民謡)
世界的に別れの曲として用いられている

蛍の光窓の雪
書よむ月日重ねつつ
いつしか年もすぎの戸を
明けてぞ今朝は別れゆく
とまるも行くも限りとて
かたみに思うちよろずの
心のはしを一言に
さきくとばかり歌うなり
筑紫のきわみみちのおく
海山とおくへだつとも
その真心はへだてなく
ひとつに尽くせ国のため
千島のおくも沖縄も
八州のうちの守りなり
至らんくににいさおしく
つとめよわがせつつがなく


○春の小川(作詞 高野辰之 作曲 岡野貞一)
1912年作

春の小川はさらさら行くよ
岸の菫や蓮華の花に
姿優しく色美しく
咲けよ咲けよと
囁きながら
春の小川はさらさら行くよ
えびやめだかやこぶなの群れに
今日一日ひなたで泳ぎ
遊べ遊べと
囁きながら


○てんてんてんま(佐賀県の手合せ唄)

セッセッセ
てんてんてんまの はだかむしゃサッサ
行こかもどろか すみよしのサッサ
すみよし浜辺の ちんのいおサッサ
ちんのいおの かけめは一貫八百匁サッサ


○コキリコ節(富山県の民謡)

コキリコの竹は七寸五分じゃ
長いは袖のかなかいじゃ
マドのサンサはデデレコデン
ハレのサンサもデデレコデン


○冬の星座(訳詞 堀内敬三 作曲 ヘイス)

木枯らしとだえて さゆる空より
地上に降りしく 奇しき光よ
ものみな憩える しじまの中に
きらめき揺れつつ 星座はめぐる
ほのぼの明かりて 流るる銀河
オリオン舞い立ち スバルはさざめく
無窮をゆびさす 北斗の針と
きらめき揺れつつ 星座はめぐる


○てィんさぐぬ花(沖縄県の鳳仙花の唄)

てィんさぐぬ花や 爪先に染みてィ
親ぬゆしぐとゥや 肝に染みてィ
天ぬ群り星や 読みば読まりしが
親ぬゆいぐとゥや 読みやならん
夜走らす船や 子ぬ方星目当てィ
我ん生ちぇる親や 我んどゥ目当てィ


○宵待草(作詞竹久夢二 作曲多忠亮)
大正6年作

待てど暮らせど来ぬ人を
宵待草のやるせなさ
今宵は月も出ぬそうな


○埴生の宿(作詞 里見義 作曲 ビショップ)
作詞というよりも原詞に忠実な「訳詞」。
「埴生の宿」は「貧しい粗末な家」という意味ですが
「たのし」「たのもし」は「富んでいる」という意味があり
「心は富めり」ということですね

埴生の宿もわが宿 玉のよそいうらやまじ
のどかなりや春の空 花はあるじ鳥は友
おーわが宿よ たのしとも たのもしや
書よむ窓もわが窓 瑠璃の床もうらやまじ
清らなりや秋の夜半 月はあるじむしは友
おーわが窓よ たのしとも たのもしや


○仰げば尊し(作詞・作曲 不詳)

仰げば尊しわが師の恩 教の庭にもはや幾年
思えばいと疾しこの年月 今こそ別れめいざさらば
互いにむつみし日ごろの恩 別るる後にもやよ忘るな
身を立て名をあげやよはげめよ 今こそ別れめいざさらば
朝夕馴にしまなびの窓 蛍のともし火積む白雪
忘るる間ぞなきゆく年月 今こそ別れめいざさらば


○ふるさと(作詞 高野辰之 作曲 岡野貞一)
大正3年作

兎追ひしかの山 小鮒釣りしかの川
夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷
如何にいます父母 恙なしや友がき
雨に風につけても 思い出ずる故郷
志をはたして いつの日にか帰らん
山は青き故郷 水は清き故郷


○優女(京都府の子守唄)
優女と書いて「やしょめ」と読みます。

優女 優女 京の町の 優女
売ったるものを 見しょめ
金襴緞子 綾や緋縮緬
どんどん縮緬 どん縮緬


○ホラねろねんねろ(福島県の子守唄)

ホラねろねんねろ ホラねろやァや
ねんねろねんねろ ホラねろやァや
ねんねろねんねろ だんだかやァや
ねんねの息子は 何処へ行った
野を越え山越え 里へ行った
里の帰りに 何もろた
でんでん太鼓に 笙の笛
赤いまんまに 魚(とと)かけて
さァくりさくりと 呉れんべな
したから泣かねで ねんねろやァや


○竹田の子守唄(京都府の子守唄)

守りも嫌がる盆から先にゃ 雪も散らつくし子も泣くし
この子よう泣く守りをばいじる 守りも一日やせるやら
盆が来たとて何うれしかろ 帷子は無し帯は無し
はよも行きたやこの在所越えて 向うに見えるは親の家


○ねんねんさいろく(大分県の子守唄)

ねんねさいろく酒屋の子 酒屋が嫌なら嫁にやる
嫁入り道具はなになにと 一にゃこんばこ 二にゃ鏡
三にゃ薩摩のはやり帯
はやり帯して腰しめて 紅は何色大阪紅
大阪紅こそ色よけれ おつぼにつけたら なおよけれ
ねんねんころりよおころりよ


○ナッチロリン(京都府の子守唄)

ねんねころりよ ねんねしてチリグサおくれ
起きて泣かずにねんねして ナッチロリンのシャントエー
可愛いこの子に 赤いべべチリグサ着せて
お宮参りにそろそろと ナッチロリンのシャントエー
守り子しゃんとせよ しゃんと髪チリグサ結うて
見下げられなよ若い衆に ナッチロリンのシャントエー 


○さくら(日本古謡)

この曲は江戸時代に歌われたらしく
明治11年に音楽取調掛(元東京音楽学校)が箏曲集を編纂した際に
編詩・編曲したものといわれ、最初は唱歌として歌われたものではなかった。

さくらさくら やよいの空は見渡すかぎり
霞か雲か匂いぞいずる いざやいざや見にゆかん

昭和16年「ウタイホン」に掲載されるに当たって
さくらさくら 野山も里も見渡すかぎり
霞か雲か朝日ににおう さくらさくら花ざかり


○ねんねんよう(岐阜県の子守唄)

ねんねんようおころりよ
坊やはよい子だねんねんよう
まだ夜が明けぬ良い夢見つつ
よい子だ泣くなよねんねんよう
ねんねんようおころりよ
坊やはよい子だねんねんよう
日暮れの花のつぐまるように
よい子だ泣くなよねんねんよう


○清水の観音様(栃木県の手毬唄)

清水の観音様に雀が三匹とまった
その雀が蜂にさされて
あいたたブンブン あいたたブンブン
まずまず一貫貸し申した


○ねんねこさっしゃりませ(岡山県の子守唄)
山田耕筰の編曲で知られています

ねんねこさっしゃりませ ねた子の可愛いさ
起きて泣く子のねんころろん 面憎いねんころろん ねんころろん
面の憎い子を まな板に乗せてさ
青菜切るよにねんこころん じょきじょきとねんころろん ねんころろん
ねたかねなんだか 枕に問えばさ
枕ものゆうてねんころろん 寝たというたねんころろん ねんころろん


○守りの憂いのは(岐阜県の子守唄)

守りの憂いのは秋冬五月 寒の凍てにも立ち暮らすヨーホーエーヘー
守りは守り連れ菜種は菜連れ 麦ははしこて連れがないヨーホーエーヘー
この子泣くのでわしまでやせる 帯の二重が三重まわるヨーホーエーヘー
帯の二重が三重ならよいが 四重とまわりて房となるヨーホーエーヘー
守りは気違い泣く子を叩く 叩きゃよけ泣くよけ叩くヨーホーエーヘー


○子守の唄(佐賀県の子守唄)

ねんねんようおころりよ 坊やはよい子だねんねしな
子守りの唄にねかされて ねんねんねぇむのォ花しぼむ
ねんねんようおころりよ 坊やはよい子だねんねしな
子守りの唄に日が暮れて 空には青い星ひとつ


○荒城の月(作詞 土井晩翠 作曲 滝廉太郎)

土井晩翠は「荒城」のモデルは、仙台の青葉城、あるいは会津若松の鶴ヶ城だったと言い
滝廉太郎は郷里の大分県竹田の岡城だったと言い
それで今では、仙台と会津若松と竹田の三ヶ所に記念碑が立っている。

春高楼の花の宴 巡る盃かげさして
千代の松が枝わけ出でし 昔の光いまいずこ
秋の陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて
植うる剣に照りそいし 昔の光いまいずこ
いま荒城の夜半の月 替らぬ光誰がためぞ
垣に残るはただ葛 松に歌うはただ嵐


○お江戸日本橋(東京地方民謡)
天保期の「はねだ節」が元曲
「コチャエー」は「こちらへ」という意味

お江戸日本橋
七つ立ち初のぼり
行列そろえてアレワイサノサ
コチャ高輪夜あけて提灯消す
コチャエーコチャエー
お江戸日本橋
六郷わたれば川崎の万年屋
つるとかめとの米饅頭
コチャ神奈川いそいで保土ヶ谷へ
コチャエーコチャエー


○蓮の露(オリジナル曲)
良寛と貞心尼

”来て見れば 人こそ見えぬ 庵守りて 匂ふ蓮の 花の尊さ”




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